父母恩寺(ナグプールのPMS本部)の隣に住む長男三姉妹の末っ子のルチです。出入りの頻繁さを考えると父母恩寺か実家かどちらが家なのか判らないくらいです。 1月7日はルチの9歳の誕生日で、大騒ぎでした。 休みなどに三姉妹を子供の家へ2〜3日連れて行くのですが、普段1時間や2時間の遅れを何とも思っていない彼女達のお母さんが、帰って来る約束の時間を少しでも過ぎると気が気でないらしく、x々父母恩寺へ安否を確かめにきます。 ルチが行っている先はお母さんもよく知っている場所、食事を含めて何もかも同じ。でも親としては気が気でないようです。
しかしよく考えると、私はこの歳で親から離れて一人日本へ行きました。 私の両親が私を預けた先は、堀澤祖門先生を知っている以外、何を食べ何を着てどのような場所に住んでいるのか知る由もありません。 堀澤先生を信頼したのと、インドの社会改革によほどの想いがなければできることではありません。 日本でもそうでしょうが、インドでも子供は目に入れても痛くない、ましてや一人っ子とあらば。 そのような個人的な愛情よりインドの社会を考え、私を日本に出してくれた両親の御恩に報いるような生き方をしなければ、と思いかえされる日でした。 合掌 サンガ
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2005年1月7日(金)
No.68
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