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2006年3月の日記

アンベドカル博士の活動
 アンベドカル博士の活動の内容は多々ありますが、有名なのは、同じ宗教を信仰しながらも低カーストの人たちが許されなかったヒンドゥ教寺院に多くの仲間と共に入ったことです。もちろん簡単に入れたわけではありません。
 また、もう一つは、たとえ公共の池や井戸であっても、それが穢れるという理由から、不可触民といわれている低カーストの人たちは、その水を自由に飲むことさえ出来なかったという差別に対する運動です。1927年3月19および20日の2日間に渡り、ムンバイ東南約100kmのマハドゥ市チャウダルタラブ村で、多くの仲間と共に上位カーストの反対を押し切って池に入り、自分たちも他の人たちと同じように水を飲む権利があると訴えました。
 この日を記念して、今年2月に完成したばかりのパンニャ・メッタ図書館でも行事が行われました。趣旨は、”当時水を飲むことを拒否されていたが、今はわずかな人々やいくつかの地域では飲めるようになった。しかしまだまだ多くの人たちが水を飲むことだけでなく、諸分野で差別を受けている。自分たちの日常が少し良くなったからといって、アンベドカル博士の活動の本質を忘れてはいけない”というものです。
写真はPM図書館2階ホールでの記念行事
2006年3月20日(月)  No.204

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shiromuku(fs2)DIARY version 1.25