安い上に強いので、昨年から子供の家の子供たちの靴は日本から持ってきています。 数日前にスーツケースに詰めている時から、ムンバイの税関を無事に通関できるかと、不安いっぱいでした。 関西空港でX線を通した時には、日本側の税関では何を聞かれることも無く通関。一段突破。そうしていよいよムンバイ。 出てきた荷物を受け取ると、日本ではなかった緑のX線が引かれています。年に何回も日本とインドを往復していますが、今までに無い経験です。 誰かがいたずらをしたのだろうと考え、いつものようにX線に荷物を載せようとしたらX線の機械が故障。係官は今の今まで調子よく動いていたのですがと言い、機械がだめなら出ようとしたら、制服を着た税関係が、ちょっと待てと道をさえぎりました。どうしましたかと聞き返すと、あなたのスーツケースに緑のX線が入っているので調べますとの返事。 それもそのはず、写真の通り預けたスーツケースも手持ちのスーツケースも、中身は50足以上の靴です。アッチャー案の定やられた、税金をかけられでもしたら、安価で購入した靴の意味がなくなると思いながら、税関員の後ろをついて別の道を行くと、台の上のスーツケースを開けなさい、と言ったかと思うと、すぐに私の着ている服がおかしかったのでしょう(私はいつも作務衣を来ています)、チラッと見て、何をしていますかと聞かれ、仏教僧侶ですと答え、その後の質問はわかっていましたので、私はナグプール近郊で孤児院を運営しています、スーツケースの中身は、子供の家の子供たちの靴です。と言うと、結構です、どうぞ行って下さいとすんなり通してくれ、感謝感激です。 無事に靴がパンニャ・メッタ本部に到着。 これから子供の家に行き子供たちに配ります。履いて喜ぶ子供たちの顔が目に浮かびます。
|
2006年7月30日(日)
No.238
|
|